チャクリキ・ジャパン古河オランダ生まれの格闘ジム

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2016年


  • 01今年も稽古収めの1000本突き
    2016.12.25
    残すところわずかとなった2016年。相澤師範を中心としたチャクリキジャパン古河が今年も1000本突きで稽古を締めくくった。21日の昇級審査を経て、多くの道場生が...詳細はこちら
  • 02 冬季昇級審査会
    2016.12.21
    一年ぶりの昇級審査会が、ドージョーチャクリキ古河で行われた。自分が知る限り過去最多の8名による審査会。子供達の顔もいつもにまして真剣そのもの。相澤師範からは「普段からその気合いを...詳細はこちら
  • 03 大宮の熊そしてパンダ
    2016.12.14
    少年部開始直後、”押忍っ!”と黒い熊の影が道場内に現れた。さいたま市(旧大宮市)にある修心会館 関谷敏宏師範(五段)その人だった。初めてお会いするのだが、...詳細はこちら
  • 04100の言葉よりも
    2016.12.07
    キックボクシングのビギナーズが開始し、着実に参加者が増ていると益々躍進するドージョーチャクリキ古河。少年空手は今日も気合いの入った稽古が続く。...詳細はこちら
  • 05100の言葉よりも
    2016.11.23
    本日は祝日の為少年部は自主トレ。3組の親子が気持ちの良い汗を流して帰られた。普段は場外で見守る親たちもこの日だけは道場内で我が子と一緒に型の稽古に真剣だ。...詳細はこちら
  • 06真の強さと優しさ
    2016.11.16
    去る先般、執り行われました第3回修心会館技術講習会にチャクリキジャパン古河も参加。本日は参加者全員がその報告を行った。講習会では多くの指導を頂いた...詳細はこちら
  • 07課せられたミッション
    2016.11.09
    「教学相長」。人は、相手を思い、教えることで自らも成長すると昔の人は良いことを言った。今回の少年空手は、一人の子に太極その一を指導するミッションが全員に課せられた。...詳細はこちら
  • 08無性に考え込む時季
    2016.11.02
    一気に肌寒く、顔にあある風も冷たく感じる季節となった11月。キック練習場にトレーニングタイマーが設置されていた。練習生自ら、善意の贈り物が届いたのが本日。...詳細はこちら
  • 09盛り上がりを見せる道場
    2016.10.26
    2016年もあっという間に後2ヵ月余り。日が暮れるのも日に日に早くなる中、チャクリキジャパン古河もまた着実に進化している。読み手を置き去りにして何を感慨耽っているのかと笑われてしまいそうだ。...詳細はこちら
  • 10チャクリキ打撃術
    2016.10.19
    チャクリキも相手と対峙して戦うことを前提として、立派な打撃術である。
    キックであれ空手であれ人体の仕組みから言えば、相手に強いダメージを与える為に?...詳細はこちら
  • 11一糸報いて
    2016.10.12
    毎日泣きながら稽古後に相澤師範のしごきに耐えてきたこの数カ月。この3名。チャクリキとして中々結果が出せなかったこの数年間を遂に打ち破ったのが先日の大会。詳細はこちら
  • 12ヨガを身近なものに
    2016.10.05
    アメリカで大ブームを巻き起こしたパワーヨガにはルーツがあった。アレンジされたベースがこの道場で始まったアシュタンガと呼ばれるそれである。ヨガは、手先、つま先まで自身の感覚を研ぎ澄ませ…詳細はこちら
  • 13ヨガ教室スタート
    2016.09.28
    10月から開講のヨガ教室、毎週水曜日19:30~に先立ち、無料体験が実施されました。講師指導のもと、参加者は1時間30分一応に良い汗を流しておりました。詳細はこちら
  • 14ただ闇雲に
    2016.09.21
    ”ただ闇雲にやっても効果が無い”トレーニングにシャドーが効果的と良く聞いたことがあるが、そのやり方と効果は私のような素人にはあまり理解されていないし、やろうとしても上手くできない。
    詳細はこちら
  • 15伸張反射トレーニング
    2016.09.14
    プライオメトリクストレーニング!?全く聞き覚えの無いこの言葉を聞いたのは、ここが初めてだった。トレーニング界では有名なようだが、ネットで調べた情報によると…詳細はこちら
  • 16 道場を去る
    2016.09.07
    本日少年空手で一人の道場生がこの道場を去った。決して空手を諦めた訳でもなく、嫌になった訳でもない。子どもは子どもなりに色んな世界に興味を持って挑戦している。詳細はこちら
  • 17三戦立ち
    2016.08.24
    取材を始めて1年以上経つと自然と疑問に思うことがある。三戦立ちをしっかり作れ!と毎回師範は言う。
    読み方は「さんちんだち」。詳細はこちら
  • 18逃げないで欲しい
    2016.08.17
    連日のリオ五輪、寝不足になりながら出社するサラリーマンも多いことだろう。決して派手なパフォーマンスではなく、無駄のない動き、芸術的な身のこなし、オリンピアンの必死の闘いを見て思う。
    詳細はこちら
  • 19拳に仕事をさせる
    2016.08.10
    緩急を付けた攻撃は相手に大きなダメージを喰らわす大事なこと。私達は、意外と忘れておりますが、力を入れることは得意なんです。どちらかというと力を抜く、弛緩ができない。詳細はこちら
  • 20動画完成!
    2016.08.03
    本日の稽古は1名の保護者も参加して、コンビネーションをみっちりと行ってみせたチャクリキジャパン古河の少年空手。コンビネーションとラッシュの違いを相澤師範より教示され、...詳細はこちら
  • 21近道はない
    2016.07.27
    行動を変えるためには、繰り返すこと。習慣を変えるためには、繰り返すこと。スキルと呼ばれる技能をつけるのも、また 繰り返すことです。何度かここでも取り上げておりますが、...詳細はこちら
  • 22輝く為に
    2016.07.20
    7.17SPARK3が栃木県立県南体育館で行われ、チャクリキジャパン古河は3戦全勝と快進撃を続けている。こちらの模様は、近日中にお伝えしたい。
    詳細はこちら
  • 23格闘交流戦SPARK3
    2016.07.17
    小山市にあります栃木県南体育館で行われましたSPARK3の模様をお伝えたします。皆様の応援のお陰で3戦全勝の爽快な勝ちいくさとなりましたこと、心より感謝申し上げます。詳細はこちら
  • 24いよいよ後わずか
    2016.07.13
    今週の日曜日まであとわずか。チャクリキジャパン古河からも出場選手が出揃った。各々が自らの為、仲間の為にチャクリキを背負って戦う覚悟が感じられるスパーリングとなった。詳細はこちら
  • 25 SPARK vol.3参戦
    2016.07.06
    チャクリキジャパン古河またまたやります。小山市で行われるSPARK vol.3に出場致します。詳細は、当サイト、またFACEBOOKでご確認下さい。詳細はこちら
  • 26てごたえあり
    2016.06.22
    本日の少年部後、珍しく師範が取材サイドに駆け寄り、こう言った。「今日の組手、良かったでしょ!?」満面の笑みが物語るその表情から一つの手応えを師範自らが感じていた。詳細はこちら
  • 27蝶のように舞い
    2016.06.15
    ”蝶のように舞い 蜂のように刺す”とは、今月3日に亡くなった元ヘビー級チャンピオンの言葉である。カシアスクレイ(後のモハメドアリ)、この伝説のボクサーの死去は…詳細はこちら
  • 28空手に受け手あり
    2016.06.08
    空手のどの形も全て受け手から始まるというのを聞いた事がある。「空手に先手なし」正しくこの精神から表現されているのかな?…詳細はこちら
  • 29距離を掴む
    2016.06.01
    足の進め方、もどし方、歩幅の持ち方これをじりじり詰めるか一気に詰めるか、はたまた相手の距離を切っていくのか?…詳細はこちら
  • 30他人(ヒト)は鏡
    2016.05.25
    「様式化されたもの が作り出す美しさ」
    空手もこの様式美というものを重んじる。整列から不動立ち、そんなことから型の審査がスタートするのだとこんな前置きで始まった今回の稽古。詳細はこちら
  • 31出来る範囲、できる環境で
    2016.05.18
    本日、キックでは中一男子と高校生の女子が初めて一緒に参加した。中一の子はもともと少年部をずっと頑張ってきた子で、学校の部活動の…詳細はこちら
  • 32暗いトンネルを抜け出す日
    2016.05.11
    一部の天才しか上には行けない・・・。最近よく考えこんでしまい現実の厳しさを多くの場面で痛感する。
    その度に今日の少年部のことを思いだそう!そんな稽古だった。詳細はこちら
  • 33人は変われる
    2016.04.27
    この中で誰が強くなれるか?そんなことは本人でさえ、師範ですらも答えられないだろう。結果が全ての勝負の世界で、その厳しさは戦う者だけがその苦悩を味わう。詳細はこちら
  • 34たった1年。されど1年。
    2016.04.20
    師範からは「やればできるじゃん!」「あのイメージを大事に」と絶賛。移転から1年を経て、たった1年、されど1年順調なことばかりではなかったが、… 詳細はこちら
  • 35語らない語り
    2016.04.13
    空手の稽古の始まりと終わりには、必ず礼と黙想が行われる。
    黙想とは、当然全員で、黙って目を閉じるあれである。詳細はこちら
  • 36拳成館 第17回昇級・昇段審査会
    2016.04.10
    国際福祉空手道連盟拳成館、黒澤貫太郎館長よりお招きをいただき、拳成館 長後道場にて第17回昇級審査会に立ち会わせていただきました。詳細はこちら
  • 37男の意地と男の価値
    2016.04.06
    「お前は何の為に空手をやっているのか?!」と相澤師範の本気の指導が道場内に響きわたる。稽古前に詳しくは割愛するが、「やった、やられた」で道場生同士がもめていた。 詳細はこちら
  • 38やる(勝つ)気はあるのか!
    2016.03.23
    桜の開花も各地宣言となり、道場の稽も一層熱が入る。少年部も卒業・入学・進級の話題が飛び交う。お前は勝つ気があるのか!・・・詳細はこちら
  • 39惨敗は必要なことだった
    2016.03.16
    CHAKURIKI2を終えて、出場者全員が悔しさを滲ませた。少年部では、「次は戦って勝ちたい」「回し蹴りを喰らわしたい」、・・・詳細はこちら
  • 40CHAKURIKI2
    2016.03.13
    本日、東京プリンスホテル「ガーデンアイランド」にて日本骨髄バンクチャリティ大会「CHAKURIKI2」が開催され・・・
    詳細はこちら
  • 41CHAKURIKI2出場選手
    2016.03.09
    5名の選手に応援よろしくお願い致します。 詳細はこちら
  • 42お天道様は御見通し
    2016.03.02
    可愛い名前シリーズではないと思いますが、今回もバービーという補強運動が登場。私同様、初めて耳にした親御さん仲間も多いのですが、これもネーミングとはかけ離れてきつそうな運動です。
    詳細はこちら
  • 43 CHAKURIKI2
    2016.02.24
    チャクリキジャパン古河からも少年部、キックから多数参戦致します。宇都宮のレジェンドカップVol.3より一カ月。現在、予定選手含め道場全員一丸となって調整に調整を重ねているところです。
    詳細はこちら
  • 44レジェンドカップの熱感伝わる
    2016.02.17
    えの字立ちからの突き。かわいいネーミングだが、メチャクチャきついと、相澤師範は笑顔で話す。
    先週の練習のあとだからだろうか。
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  • 45レジェンドカップVol.3 -躍進-
    2016.02.11
    本日、宇都宮グランドホテル「平安の間」にて正道会館主催の「LEGEND CUP Vol.3 ー躍進ー」が開催され、相澤宏使代表の元、ドージョーチャクリキ・ジャパン古河が初の対外試合に臨みました。
    詳細はこちら
  • 46時間をかけて勝ち取るもの
    2016.02.10
    空手でもキックでも、体格が改善されるだけでなく、段々スタミナがついてきたなぁと思っていた練習生がスパーリングになると息が上がってしまう、後半バテバテになってしまうことが良くある。... 詳細はこちら
  • 47レジェンドカップ出場選手
    2016.02.03
    2月11日、チャクリキ古河より2名の選手がアマチュア大会「レジェンドカップvol.3」に参戦致します。昨年3月に新道場となって以来、昨年11月の「ピーター・アーツ・スピリット」... 詳細はこちら
  • 48決別できない日本人気質
    2016.01.27
    「月間 空手道」など武術・格闘技 雑誌専門大手、福昌堂印刷が1億6千万の負債で倒産。と知ったのは今日のこと。当時喧嘩が強くなりたい... 詳細はこちら
  • 492.11レジェンドカップ参戦
    2016.01.20
    11月のピーターアーツ・スピリットより早3カ月。相澤師範よりチャクリキジャパン古河でも公式戦参戦が力強く告げられたのはこの夜。... 詳細はこちら
  • 50道場の語源
    2016.01.13
    年末年始のぐぅたらな生活で普段の生活に戻れない自分。チャクリキ古河で少しは気合いを入れてもらおうと取材に参加した。...詳細はこちら
  • 51新たな年を迎えて
    2016.01.09
    新年明けましておめでとうございます。天候は快晴。古河市にあります雀神社、神前の御前にてチャクリキジャパン古河の新たな年がスタートしました。
    詳細はこちら
  • ■ 2017年記事
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個人情報の取扱いに関する相談窓口
ドージョーチャクリキジャパン古河
〒306-0004 茨城県古河市雷電町
11-33 日翔ビル内
代 表 相 澤 宏 使
Tel.0280-23-1331
お問い合わせ



館 長

  • 【 相澤 宏使 】
    ドージョーチャクリキ師範
    チャクリキ武術参段
    極真空手弐段

     

    2012年退館後、急性骨髄性白血病を克服し、リング復帰を目指すノブハヤシ館長と再会、稽古をともにする。

    2013年、ドージョーチャクリキ・ジャパン古河を開設、同年9月代表就任。現在は来日するトップ選手などの、トレーニングパートナーも務める。

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06/22/2016


本日の少年部後、珍しく師範が取材
サイドに駆け寄り、こう言った。
「今日の組手、良かったでしょ!?」
満面の笑みが物語るその表情から
一つの手応えを師範自らが感じて
いた。もちろん、私個人から見ても、
何かは分からないが着々と子ども
達が掴みつつある姿にこの1年の
指導の成果が表れていたような
稽古でした。誰よりも、自分自身を
より高く、より強くと願う。

06/15/2016


”蝶のように舞い 蜂のように刺す”
とは、今月3日に亡くなった元ヘビー
級チャンピオンの言葉である。
カシアスクレイ(後のモハメドアリ)、
この伝説のボクサーの死去は連日
ニュースで哀悼の意を表されている。
アリの姿を最後に見たのはアトラン
タオリンピックで、強い衝撃をを受け
たと記憶する。黒人差別で一度は
川に投げ入れた金メダル。
それを首に下げたこの大会で、鳥肌
が止まらなかったのは私だけでは
ないはずだ。数々のレジェンドはこの
場では語り尽くせないが、まずはチャ
ンピオンの冥福を祈りたい。
さて、今回の少年空手も蝶が舞うが
ごとく蹴り中心の稽古が続く。
蹴りは、蹴るときよりも元の位置に
構えを戻すことが難しい。素早く、
そしてより正確に。
軸足の返しやその後の受けが上手
い子は無意識にそれができている。
実に不思議だが、空手でもキックで
もそれは共通しているように思える。
キックは本日体験者が一名。難しい
、難しいと連呼していたのが印象的
だったが写真を見返してみても、様
になっているのがお分かりだろうか。
一番にこの写真を彼女に見てもらい
たい。そして自信をもって、キックを
続けてもらいたいと心底、取材サイド
としては願ってしまう。
蝶のように、蜂のようには最後まで
チャンピオンが目指したイメージで
もあるが、しなやかでするどいファ
イトをこれからも道場生には期待し
てしまう。

06/08/2016














空手のどの形も全て受け手
から始まるというのを聞いた
事がある。「空手に先手なし」
正しくこの精神から表現され
ているのかな?と素人ながら
に感じてしまう今日この頃。
空手の防御は受けと呼ばれ、
「受即攻」の心掛けってすご
く大事なんだとしみじみ感じた。
今まで、少年部の受け手の取
り組みを見ているとなんだか
しっくりこないというか、だらだ
らと退屈でワンパターンに見
えてしまっていた。
今回気付いたのは、受け手は
逃げではないという単純な事。
しっかり前に出て受けることで
「受即攻」が格段とあがる。
受けの時、後ろに逃げたくなる
気持ちは分からなくはないが、
実は実戦での致命傷はここ
にあり、”しっかり受けて”こそ
自分の攻撃が有利になると
師範が語っているようだった。

06/01/2016














足の進め方、もどし方、歩幅
の持ち方これをじりじり詰め
るか一気に詰めるか、はたま
た相手の距離を切っていくの
か?
空手にはこの距離感と判断が
勝利へのコツだと今回の稽古
で徹底的に指導がされた。
”距離を掴む”これも日々の鍛
錬がものを言う。
いくら一撃必殺の技を得てい
ても、相手に届かなくては意
味がない。
最悪は自分が技をかける体
制に入る前に相手の間合い
に入ってしまうと絶望的。
日々の立ち方、運足、構えの
稽古は正にここで差が出る。
日々の稽古を真剣に取り組
む練習生はすぐにコツをつか
んで見せたが、中々ものにで
きない道場生もいた。
まだまだ日々の鍛錬が足りな
い、まだまだやるべきことが多
いと道場生全員が焦燥したに
違いない。
次回から個々の稽古への取り
組む姿勢が楽しみで仕方がな
い。

05/25/2016














「様式化されたもの
が作り出す美しさ」
空手もこの様式美というものを重ん
じる。整列から不動立ち、そんなこと
から型の審査がスタートするのだと
こんな前置きで始まった今回の稽古
。武道には精通する基本だとも言え
る。
他人(ヒト)は鏡とはよく言ったもの
だ。周りを見て、人に合わせる。
こうした行動が相手の動きを掴み、
試合運びを主動主体的にもってい
くコツと語るのは相澤師範。
自分の子は強くたくましくと望む親
は少なくない。肉体の鍛錬ももちろ
ん大切だが一番の近道はこうした
積み重ねなのだと道場に足を運ぶ
と痛感させられる。
何度も言っているが、頭で分かっ
ているだけでは鍛錬は身につかな
いことを空手は教えてくれる。
日本国に生まれ、子育て世代とな
った私にも、この様式美は世の親
同様、我が子に受け継ぎたい想い
とも言えよう。
こうした鍛錬を、小学校就学時、
それ以前から実践で身に着ける
意は大きい。
一つ一つの所作教育が明日の
日本を変える。
チャクリキジャパン古河の道場生
達も一歩一歩洗練されていく。

05/18/2016


本日、キックでは中一男子と高校生
の女子が初めて一緒に参加した。
中一の子はもともと少年部をずっと
頑張ってきた子で、学校の部活動の
関係で、今後はキックに参加したい
と強い意欲をもって取り組んでいる。
どうしてもこの道場に通いたいと思
わせるのは、流派や設備以上に指
導者の人柄に魅かれてのことだろう。
以前師範に聞いたことがあるが、少
年部の子は中学に上がると学校の
部活動に入って、一生懸命やってき
た空手を辞めてしまう。一般的にだ
がもったいない。
身体も心も空手で育ってきたころ、
これから伸びるはずの時期に道場
を離れ、空手で得たものを忘れて
いってしまう。
今回の彼も中学では野球部に入り
それでも師範は彼の素質やこれか
らの成長を、何より本人のやる気を
買ってのことと取材中も微笑ましく
見守ってしまう。
高校生の子も始めは控えめに参加
していたが、最後にはミットの良い
音を響かせ、周りを驚かせた。
少し教えただけで様になる連打ま
で披露した。
若さとスタミナの強さに併せ、器用
な女の子、みるみる上達するだろう
とその才能を道場にいる誰もが感
じたに違いない。
とにもかくにも、学生だから、部活が
あるから、ひ弱だから・・・道場に通
えないと思ったら是非足を運んで
もらいたい。やる気さえあれば、
出来る範囲で、出来る環境の中で
道場生も含めた全員が親身に相
談に乗ってくれるだろう。ここはそ
ういう道場だと断言できる。
 

05/11/2016


一部の天才しか上には行けない・・・。
最近よく考えこんでしまい現実の厳し
さを多くの場面で痛感する。
その度に今日の少年部のことを思い
だそう!そんな稽古だった。
身体は小さいが、普段実践以外の
稽古では人一倍一生懸命に取り組
む道場生がいる。本日はその子中
心にして全員と組手を行う。
自分より年齢の低い道場生、身体
の小さい道場生には、適当な受け
で、自分より上の道場生には怯え
た表情で、前には出ず後ずさり。
そんな彼を見抜いて、師範が厳し
い言葉を投げかける。
始めは言われていることが分か
らず涙ぐむ姿も見られたが、一
周したころだろうか。彼の眼の奥
に光が灯り、前へ前へと少しず
つ相手に向かおうとする気持ち
が道場全体に伝わった。
ガムシャラになればなるほど、
相手の攻撃が強く、多く突き刺
さり、それでも歯を食いしばる彼
に誰もが純粋で美しい姿に写っ
ただろう。最後は拍手喝采。
道場生諸君!ここにいる全員が
一つづつ、少しずつ・・・暗いトン
ネルを抜け出す日が近い。
空手に宿るものは、体格や才能
だけではないと彼が証明した。
 

04/27/2016


この中で誰が強くなれるか?そんな
ことは本人でさえ、師範ですらも答え
られないだろう。結果が全ての勝負
の世界で、その厳しさは戦う者だけ
がその苦悩を味わう。本日の少年部
は終始間髪入れず組手を。苦痛で
顔を歪ませる子、痛みで泣き出す子、
思いがけず力を発揮する子、強い
相手を前に笑みがこぼれてしまう子。
一生懸命が美しいとは師範の受け
売りだが、道場生一人ひとりが見事
体現して見せた。”誰が強くなるか”
一つだけわかることは、この中の誰
もが(人は)変われるということ。
人は相手の出方を見て自分の立ち
位置、その後の行動を決めがちだ。
それは楽だからであり、後々自分に
都合が良いことが多い。相手が責
めてこないと分かるや前に出る。
相手が前に出てくると一歩引いて
防御に徹する。この微妙な駆け引
きすらチャクリキは許さない。師範
は”ずるい””汚い”と表現しきった。
師範の怒号が響き、道場生を戒
める。思春期には思春期の悩みが
あり、周りがそれをあざ笑うことは、
できないし、してはならない。
今までが自分中心だった世界が、
突然思い通りにいかなくなり、そ
れでも歯を食いしばり、叩きのめさ
れて、立ち上がる術を子供も覚え
ていく。
最後に師範から力強く「チャクリキ
を背負っている以上、負けるな!
強くなれ!」と厳しくも温かな喝が
道場全体に、そこにいる全員の
目に力を与えた。
 

04/20/2016


師範からは「やればできるじゃん!」
「あのイメージを大事に」と絶賛。移転
から1年を経て、たった1年、されど1年
順調なことばかりではなかったが、チ
ャクリキ・ジャパン古河は進化し続け
ている。いつも少年部とキックの取材
の間に数分時間が空く。ふと窓の外
をみると帰りの少年部が道着のまま
駐車場で走り回ってこちらに手を振っ
てみせた。いつもの光景だが、まっす
ぐ着実に成長する道場生。真剣に力
強く戦うキックの道場生達にも1年前
とは違う何かをこの道場が語ってい
た。
 

04/13/2016



空手の稽古の始まりと終わりには、必ず
礼と黙想が行われる。
黙想とは、当然全員で、黙って目を閉じ
るあれである。
稽古の終わりに突然、師範から黙想前
に「頭をからっぽ」にするのは難しいの
で「空手のことを考えて黙想しよう」と
一声あった。今日やったこと、教わった
こと、気づいたこと、疑問に思ったこと。
できたこと、できなかったこと等、思い
思いに頭に浮かべる。
黙想終了後、師範から何が頭に浮かん
だか一人ひとりに聞く。
全員が応えて本日は終了・・・・。
その後、師範は何も語らず、少し釈然
としない空気を私は感じた。
ずるい言い方だが黙想にも所説あり、
いろんな場面で私も行ってきた。
相当深読みかもしれないが、この師範
の語らない真意が無性に歯がゆい反
面、重要な問題提起のように思える。
今の時代、特に教育の場において、
「聞けば教えてくれる」
「お金を払えば解決してくれる」
「インターネットで調べれば・・・」
そんな風潮が蔓延し、人は考えるこ
とを諦めはじめている。
今も昔も本当に大事なことは、人の
心の中で、誰も語ってはくれない。
最後まで師範の真意は聞く事ができ
なかったが、一人ひとりがふとした瞬
間このことを思い出せたなら、教育の
場がもっと活気あるものに変わるだ
ろう。
 
04/10/2016

国際福祉空手道連盟拳成館、黒澤
貫太郎館長よりお招きをいただき、
拳成館 長後道場にて第17回昇級
審査会に立ち会わせていただきまし
た。   

 

04/06/2016

「お前は何の為に空手をやっているのか
?!」と相澤師範の本気の指導が道場
内に響きわたる。稽古前に詳しくは割愛
するが、「やった、やられた」で道場生同
士がもめていた。遊びの中で、仕返しに
友達を叩いてしまったようだ。「やられた
らやり返せ」師範の教えが見事に的を外
して仲間割れとなった。開口一番「遊び
は違う!」と師範。やられたらやり返せと
は全てのルールの中で成立するもので、
やられた痛みを堪え、一度は相手を許
す我慢(余裕)も空手の意図するところ。
諭される子も本人には譲れない男の意
地があったのだろう。お互いやってしま
ったことは仕方がない。世間では誤解さ
れがち、錯覚しがちなことがある。それ
は、「謝ること」「感謝すること」が「負け」
「下につく」、大人の世界でもよくある。
しかし、実はそんなことはなく、師範が
よく言う「心が痛い時には素直に謝る」
ことに気付けるか日々の鍛錬で身に
つけることができる。つまらない意地が
男の価値を下げ空手の品位を下げて
しまうことを師範は懸念している。
延々、1時間の稽古がそんなこんなで
終始した。子供達も聞いている大人達
も師範の怒りを心で受け止め空手道の
真に迫る。私が受けた印象は、「相手が
どうかではなく、自分の問題、自分の未
熟さ、自分の弱さ」にどう向き合うのか。
人は、相手の弱さ、粗を探す天才だ。
しかし、その時、一瞬でもその矛先を
自分の心に向けたときに人は成長でき
る、もっと言えばそういう人間の成長は
目覚ましい。それを行うことはすごく怖
いし、誰もが嫌うこと。空手が教えてく
れるものは、自分を見つめ、自分に打
ち勝つ強さではなく、弱さなのだと。
頭でわかっているだけでは空手も強く
はなれない。自分の弱さを知ることも
また鍛錬なのだと諭された。
難しい話は私の頭ではついてはいけ
ないがこんな稽古も偶にはいいもんだ。
 
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